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「移動手段はさっきので問題ないとして、次は食料関連だな」
「確かに、今のような美味しい動物の肉が食べられるのもあと少しだけだよね。野菜と果物はここで栽培されてるからもんだいないけど、魚とかも食べれなくなるんだよね」
家畜の動物は魔獣によって食い荒らされ、今まで食べていたもののほとんどが絶滅または絶滅危惧種なっている。まだ魔獣が初めて出現してから、一週間もたっていないのに、すでに半分以上は絶滅してしまっている。そして、残念なことに、魔獣は地上や空だけでなく、海中や川などの水中にいるため、魚の生態にも影響が出ている。そのおかげで、今朝の食事はこの学校の敷地内で採れる野菜と木の実だ。
「そろそろ美味しく食べれる魔獣も探さないと。ついでに植物も。」
「それなら、これは大丈夫だ。大体の植物は臭いで食べられるか分かる。」
「僕になら、どの魔獣が食べられるか分かるよ。」
レンは植物が食べれるかどうかとおいしいかがにおいと見た目で分かるそうだ。僕には全然区別がつかないが。恋は恋で魔獣の味を近づかずに見るだけで分かるし、どうしてこう変な奴ばっかなんだろう。ちょっと前まではみんな普通のやつだったのに。
「じゃ、それはお前らに任せるわ。多分、いや絶対に俺にはできないし。」
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