第三話 CLOCK&GARDIAN (時計仕掛けの守護神)

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「いっくん、魔獣がどこにいるか見つけてもらっていい?いっくんの目じゃないと森の中とか魔獣見えないし。」 「なんでもできることなら手伝うよ。」 「それなら、俺は情報を全部まとめるな。そういうの得意だし。」 「誰が何をするか決めるのはいいが、いつするんだ。意外と忙しいんだぞ」 「大丈夫、だってレンがいるんだから。レンがいればいつもなんでも成功してるんだから。」 カケルのレンがいるからっていうのはどうかと思うけど、実際零がいる時には変な魔獣には出会うことが一切ない。時々零がいないまま魔獣と戦うことがあるのだが、その時はほぼ百パーセント変な魔獣が出て全員が苦戦している。だから、魔獣と戦う時の条件は絶対に零がいることだ。 「おーい、恋どうした。今日はずっとぼうっとしてるぞ。大丈夫か。」 「多分、いつも魔獣と戦ってるしそれに夜に魔獣が攻めてくるんじゃないかと思ったら、なかなか寝れなくて今日も二時間も寝てないからね」 「それならちょうどいいのが隣にいると思うけど」 恋の隣、スバルを指さして言った。
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