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「まあ、邪魔をしないならいいけど。敵の名前は『ダークウルフ』名前の通り黒くて、とても好戦的で気が荒い。一度起こったら手が付けられない、多分もう怒ってると思うけど。体力と攻撃力が普通じゃありえないほど高い。」
「思ってたより弱そうだな。十五分で終わらすぞ。」
「いや、十分だ。十五分じゃ学校に間に合わない。」
僕の狼を探しに行こうと思ったら、レンが黒い細長いものを投げてきた。
「玉切れになった時の緊急用だ。あまり手入れをしてないから切れ味は期待するな」
ほんとになんでも出てくるな。よし、どこに行ったんだ。静かすぎる、どこから出てくるんだ。車が多すぎて全く見えない。あっ、いた。黒狼の後ろを追いかけた。やはり狼だから走るのは速い。あいつらは群れで狩りをするはずだ。なぜ一体だけしかいないんだ。まさか。
後ろから狼が四体追いかけて来た。やはり、あれはおとりだったか。速い、銃弾が当たらない。このままじゃまずい。うそ、前からもか、囲まれたな。運が悪すぎるな。このままじゃ。
あいつ大丈夫かな、自分の狼を守るために周りをよく見ずに戦ってるんじゃないだろな。ああ、みつけた。ありがたいなあ、むこうからお出迎えしてくれるのは。やっぱ、楽しいな。ゲームの世界より現実の方がいいな。さっさと片づけてあいつのところに行こ。
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