第1章

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「アーーすっきりした」 あたしは足元に転がっている男の血塗れの頭をバッドで突っつきながら、独り言を口にした。 此奴は最近あたしの周りを彷徨いていたストーカー。 ちょっと隙を見せてアパートの窓の鍵を掛けなかったら、ノコノコとベランダから部屋に侵入して来たの、罠だとも知らずにね。 侵入して来た此奴を、あたしは悲鳴を上げながら滅茶苦茶バッドでぶん殴ってやった。 お陰でスッキリしたわ。 最近色々あってストレスが溜まっていたのよ。 ストレスは解消できたし、此奴から慰謝料をゲットできるだろうし万々歳ね。 悲鳴を聞いた誰かが通報してくれたみたい、パトカーのサイレンが聞こえて来たわ、お巡りさんの前ではか弱い女を演じなくちゃ。
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