第十五章 もんもんとするから整理

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第十五章 もんもんとするから整理

あのあと、家に直行。 レポートの調べものは中途半端だったけど、そんなの関係ない。 平静なんか保っていられない。 逆巻く風のなか、ペダルを踏みしめるようにこいだ。 家に着いて、リュック、腕時計を外して、ベッドにダイブ。 息切れをしながら落ち着こうとする。 意味がわからない それに尽きる。 なんで、委員長に拘束されたのか。 なんでなかば襲われそうになったのか。なんで風紀に気を付けろなのか。 混乱の種がいっぱいで、頭がいっぱいいっぱいだ。 マジわけわかめ。 気を付けろって言われても、そんなことする人の言うことに信用できない。 正直言って自分の顔は普通以下。 もしそういう性癖があったとしても、イケメンがわざわざするか?それとも罰ゲーム? いやそれは非現実的か。だったらなんで? 考えても結論に至らないので、放置して、スマホをいじって遊んで過ごした。
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