第二章 使い勝手の悪い魔法

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第二章 使い勝手の悪い魔法

かくして、友達契約?の握手をし、ラマルンの登録をしあった。 守屋は律儀にもう1時間一緒にいて、帰りも送ろうとしていたが、断った。 心配そうにしながらも、すごすご出ていった。 断ったのはそんなにしなくてもいい という気持ちと、 友達になれるかどうかという気持ちがあった。 そのまま、もう少し、一緒にいて、一緒に帰ったら、そのまま、連絡がなくなるような気がした。上手くいく展開になると、臆病になる。 だから、自分でも、少し先行きが不安に思えるような状態にしとくことに。相手が動いてくれるのを試してしまう。 そうすることで、自分が予期する最悪な状態にはならずにすむし、 ひそかに望むことにしたことも、叶うかもしれないから。
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