好意?

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「えっ? 今さら?」 三皿目のハンバーグを平らげた晴真が、呆れ顔を僕に向ける。 「やることしっかりやっといてさぁ」 「やってないよ! 誤解を招く発言すんな!」 「誤解を招く行動はいいわけねぇ」 「ああ言えばこう言う!」 相談する相手を間違えた。 でも、僕が相談できる友人は、晴真だけだと気づく。 自分って、ほんと友達少な…… 「歩さんにカレシいないでしょ?」 「あっ、あぁ、いないとおも……って! 晴真、今店長を名前で……僕だってまだ呼んだことないのに!」 「嫉妬の矛先も違うよ、一クン」 晴真の溜息が深くなる。 僕は何故か急に恥ずかしくなった。
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