ファイル「北アルプス奥穂高岳 登山者22名 遭難事故」

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繰り返しますが、ここからも、日本のインターネットテレビ局「ITV」が、アメリカ国家安全保障局(NSA)の依頼を受け、日本国内における軍事転用可能なハイテク技術につき、調査したものを記述しました。なお、調査方法は、住居等への侵入・変装・盗撮・盗聴・ハッキング・各種詐取行為等を含んでいますが、NSAの承認を受けたものであるとともに、2066年の日米安全保障条約において「有事防衛のための事前抑制的諜報活動」として認められています。予め、ご理解のほど、お願い申し上げます。 【1】2066年7月30日 金曜日 午後1時28分。登山者より遭難110番通報。長野県公安委員会 長野県警察航空隊(以下 長野県航空隊)に救助要請。警察ヘリコプター「ユーロコプター社製やまびこ1号(搭乗人員10人 以下やまびこ1号)」「アグスタウェストランド社製やまびこ2号(搭乗人員14人 以下やまびこ2号)」発進スタンバイ。 【2】同日 午後1時31分 長野県航空隊 管制室 長野県航空隊 警察ヘリコプター やまびこ1号機 やまびこ2号機 [調査対象人物] 長野県航空隊 山岳救難活動部 回転翼機隊(以下 回転翼機隊) 隊長:新谷貴樹 長野県航空隊 高度情報化対策室 担当官:額賀鮎子 回転翼機隊 第2副隊長:辻かれん 回転翼機隊第3副隊長:加藤篤 回転翼機隊々員 1補佐:今枝弥生 回転翼機隊々員 2補佐:谷川俊治 「(隊長)遭難場所、北アルプス奥穂高岳、標高2,700メートル付近。遭難パーティー、強風によるスリップ、バランス崩しで1名を除く21名、滑落。近い者は3メートル下、遠い者は5~6メートル下。現在、連絡が取れている者、緊急連絡をした者の氏名は『ニノ湯典子〈にのゆ のりこ〉』38歳、女性。遭難者は、男女混合。やまびこ1号2号、離陸許可、緊急発進」 「(第2副隊長)管制室了解、2号機、離陸します」 「(第3副隊長)1号機、離陸」 「(1補佐)かれんさん、目標まで直進です」 「(第2副隊長)了解」 「(第2副隊長)2号機、直進」 「(第3副隊長)2号機了解」 「(2補佐)強風です」 「(第2副隊長)管制室、こちら2号機。強風あり、直進困難、右方迂回」 「(隊長)管制室了解」 「(第2副隊長)1号機、追尾するように」 「(第3副隊長)了解」 「(1補佐)かれんさん、機体が・・・」 「(第2副隊長)管制室、遭難現場目視位置点、ただし、上空猛烈に強風、静止位置まで到達不可」
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