1285人が本棚に入れています
本棚に追加
声を我慢することも、アキさんを我慢することも、どっちもムリ。
身体が疼いて、アキさんを求めてる。
アキさんだって……。
後ろから抱きしめるから、感じてる。
あたしのお尻の少し上にある、熱くて堅いアキさんを……。
あたしは手すりに置かれた左手を、そっと後ろに回してアキさんの固くなったそれに触れた。
「……欲しい、アキさん……、もう──」
「こんなところで? イヤらしい子だね、真由」
そう言いながらもキスをくれるアキさん。
だから、あたしは貰えるのかと思ったのに──。
「わあ! 沢山花火上がってる! これ、最後? もうすぐ終わりなの?」
下から聞こえてくる大きな声に、キスは中断されてしまった。
最初のコメントを投稿しよう!