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ナカからアキさんの指は引き抜かれて、押し寄せる快楽の波も止まる。
ふわふわとした意識の中で目を開くと、薄っすらと額に汗を浮かべ意地悪な笑顔を浮かべるアキさんがいた。
「そんなに気持ちいいか?」
決まってる。
アキさんの指も口も全てがあたしに快楽を与える。
だから素直にコクコクと頷くとアキさんは、バサリとカットソーを脱いで、右手を背中に回し少し顔を歪めた。
「人の背中を引っ掻くなんて」
「え? あっ! ご、ごめんなさいっ──、きゃん!」
必死になってアキさんにしがみついてたから、爪を立てちゃった!?
だから、それを確かめようと身体を起こそうとしたのに、アキさんの指があたしの額にをトンと押してまたソファーに沈める。
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