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「なぁ、満。お前、如月さんと黒峰さんのどっちがタイプ?」
そう俺に話しかけてきたのは、幼馴染の松田だった。
松田の視線の先には、学校の廊下を仲良く並んで歩いている二人の少女の姿があった。
彼女たちが松田の言う如月さんと黒峰さんだ。
二人は校内でも有名な女子生徒たちだった。
如月さんは、とても素敵な美乳を持つ少女だ。
そのふっくらとした丸みの魅力は、それを見た男子生徒たちが無意識の内に彼女に向かって手を伸ばしてしまうほどである。
色白で童顔な彼女の肌は、まるで赤ちゃんのような柔肌で、ついつい触ってしまいたくなるのもわかる。
茶色のふわふわとした髪形も、そんな彼女に良く似合っていた。
また、性格も随分と可愛らしく、愛嬌のあるその微笑みに悩殺された男子も少なくない。
一方の黒峰さんは、如月さんとは正反対の美女であった。
少し釣り目で、くっきりとした造形の顔立ちはまるで女王さまそのものの貫禄と自信に満ち溢れていた。
そんな黒峰さんに男たちが釘付けになっているのは、彼女の脚であった。
制服のスカートからすらりと伸びたその脚は、まさしく美脚というにふさわしいものなのだ。
黒髪ロングヘアをさらさらと靡かせて、高身長の彼女が歩いている。
スカートの長さが心もとなく見えるのは、きっと彼女の脚が平均よりも長いからだろう。
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