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乗りこんできた人をじっと見つめていると「やぁ、こんな可愛らしい人にそんな見つめられたら、かないませんなぁ。」と言われ「あ、す、すみません!」思い切り視線をそらした。
「あ、すんません。一階ボタンおしてもらえます?」
純に向かって一言言うと、純は何も言わずボタンを押した。
「はぁー。それにしてもなぁインターホン鳴らしても誰もおらへんかってん。絶対居留守使われたわー。」
その言葉にドキッとした。
もしかして、うちに訪ねてきた人って、この人なのか?
恐る恐る前方に視線をやると、乗りこんできた人は、ボタンの所から離れない純を見つめていた。
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