2. 小さな嫉妬、大きな勘違い

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*** あれから数週間が過ぎて、モヤモヤしていた気持ちなんてすっかり忘れかけていた頃―――――。 昼休みになり、いつもの時間に純が働いている雑貨屋に顔を出した。 店員さんたちには、俺たちが付き合っているという事はあっさりとばれている。 と言うか、純がばらしたらしい。 男同士の恋愛に抵抗のない人たちばかりだったのが幸いだった。 「匠さん、匠さん!これ見てくださいよぉ?!店長が、仕入れてきたサボテンなんですけどね…フフフ。なんか、男性のアレっぽくないですか?」 そう、こういう下ネタが好きな人たちばかりだから、余計と受け入れられたんだ。 お客が少ないと、そういう話をいつもしてくる。 俺たちの休日の過ごし方とか、夜の過ごし方とか……。
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