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翼族の砦では 緊急会議が開かれていて
「長老 俺は一人でも やつらの城へ 飛び込んで姫を救い出します」と今にも飛び出しそうな 実直なキレン
しかし 落ち着いた長老カジルは「やつらは 彼 時不知 是空殿に一人で来いと言っておるのじゃ しかも 光る珠を持って」
「しかし 今我らの所には 珠はないですし この是空殿も まだあてにはなりませぬゆえ」
「逸るな 信次郎殿 準備はよいな?」と突然 信次郎少年に声をかけた
カジル長老が何やら 合図を送り どこかへ 信次郎少年 出発いたします
「長老 あのような少年にいったい何を?」
「まあ よい あちらは。さて 我らじゃが 二の珠を使おうと思うのじゃが どうじゃろうのぉ キレンよ」
「二の珠を。。。。なるほど それと姫を引き換えに 無論 やつらには 本物の光る珠と 我らの作った二の珠では 区別できませぬな それは名案です」
と その時
時不知 是空 やっと 目を醒まして
「不覚でしたすぐに 私が やつらのもとへ行き姫を無事に連れ帰って参ります」と これも 今にも飛び出しそうな雰囲気に
先程 自身も注意されたキレンが今度は注意しては「このまま行っても ダメでしょう あなたが いくら強くとも 敵の数は百はくだるまいし」
「しかし 何か方法は?カジル長老」
「我に秘策ありじゃ 今 二の珠を取ってくる故 暫く 体を 休めていやれ」
と こちらも 作戦をたてています
さて どちらの作戦が 相手を上回るのでしょうか
さて
その頃
黒き魔王の城の近くで 異変がありました
小さなものたちが 新兵器 大型弓アーケロン そして
投巨岩機ヴィクトロンを 携えて
黒き魔王の出城の一つを 叩き潰して
黒き魔王に対して 反撃の狼煙をあげました
「魔王 やつら 小さなものたちが 強大な威力の武器で攻めて来ました」
と 大角族の新たな 特攻隊長になった ギューシが でかい体を揺らせて 報告に来ては
「ならば わらわが。今一度 あの女戦士リオンに成って やつらを追い返しましょうぞ」
と言うも 「いや 真白翁よ 大角の兵士に戦わせろ そして 倒れたらば黄泉の光で 何名かやつらの目の前で復活させてやるがよい 」
「なるほど 不死身の敵と戦う愚かさを理解させるのですな」と言うや
兵士を連れて出撃しました
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