第5章 是空 魔王の城へ

6/9
前へ
/63ページ
次へ
大広間は 大混戦になっています 小さなものたちの中心に 信次郎少年が います どうやら 彼は 小さなものたちの指導者 ロウジに成り済まして ここへ入り込んだようです。 そして 忍法仮生化粧を施された 本物のヒィラン姫(凛の姿)を救い出した 小さなものたちが てんでに 城の窓へと駆けて行きます 外には おお 翼族のキレン貴下の 部隊が 舞っていて ヒィラン姫を預けては 小さなものたち やはり 別動隊による 大型弓アーケロンが 数十本の矢を撃ち込み そして 投巨岩機ヴィクトロンでの巨大な岩が 城の壁を崩しはじめています 「真白翁よ 白兎馬 凛よ この騒ぎなんとかせい~」と命令を下した 空魔 蓮十郎  なんと玉座が急に 沈み出しては 一瞬にして その場を 逃げ出しました 「待て 空魔 蓮十郎ぉ 逃がすか」と再び 時淀みをかけるも やはり 間に合わず 空魔 蓮十郎 逃走してしまいました 忍法 時淀み大波の力は 普段の時淀みよりは 弱いが 広大な地域を覆うことが出きるため 下忍たち そして 大角族の兵士は  是空が 時淀みを解くまでは 身動きが緩慢になってしまい 小さなものたちや 翼族の乗り込んできた兵に ことごとく 倒されて行きます 時淀みを食らっても動ける 白兎馬 凛 そして やはり 忍法疾風怒濤を身に付けている 真白翁の二名が 小さなものたちを 倒しては  是空のもとへ向かうも 凛は 先程切られた傷と 信次郎の矢傷で 負傷しているため いつものようには 縦横無尽に戦う訳に行かず はたまた 真白翁はもとより 不死身の力を持つも 無敵の攻撃力を持っている訳でもないため  なんとか 小さなものたちを斬り倒しているも すぐに 是空のもとへは これずに なんとも 歯痒い感じで 戦っています 是空は ここで 敵の力を一挙に叩こうと 時淀み大波が聞いているうちに ばさり ばさりと 下忍を 斬り倒しては 大角族の兵士は 拳で気絶させたり 峰打ちで 倒したりと   大活躍  そこへ 姫を砦へ連れ帰った キレンの部隊も乗り込んできては 時淀み大波を解いても もはや 黒き魔王軍の敗退は目に見えた状況下 しかし 真白翁が 大広間の真ん中で 印を結ぶや「忍法 紫雲龍ぅ(しうんりゅう)」と唱えては。。。。
/63ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加