第5章 是空 魔王の城へ

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真白翁の背後より 巨大な紫色の龍が 出現しては 大広間の天井まで 頭が届く程 でかいものが。。。。 広間で 戦闘をしていた 小さなものたちが 大型弓アーケロンを使って 十本もの矢を一斉に 龍に放つや その龍には まるで 効き目がないようです 紫色の龍の口が開かれるや 真っ赤な炎が 吹き付けられて 哀れ也 小さなものたち 焼き尽くされてしまいました それを見た 是空 手裏剣を 龍の眉間に投げるも やはり 中へ吸い込まれるように消えてしまい 「どうやら 奴は実体がある訳では。。。ン?」 是空 忍者 真白翁が両手を広げては 倒れている下忍や 大角族の戦士より 何か 気のようなものを吸い上げているのを見つけては 真白翁「忍法 吸気錬成」と小声で唱えては ずんずん 彼らから 気を吸い上げて どうやら 紫色の龍にその気を流しているようです。 「なるほど あの龍は 忍や戦士の闘気を吸い上げて 自身の力に変えているのか ならばぁ 忍法 雷刃斬闘気纏い」と 吼えて 是空 大広間で暴れまわる 紫色の龍の首筋へと 向かい 飛び上がり 刀に胎内の電気を流し込み そこへ 自らの闘気を纏わせて いざ 龍へ向かって 斬劇を加えます それを見た 真白翁「馬鹿め刀の斬劇など紫雲龍には利かぬわ」と言ったところ なんとぉ 是空の雷刃斬闘気纏いが 龍の首を 一瞬で 切り飛ばしてしまいました。 「その龍と同じように 闘気を纏いし刃は 効き目があったようじゃのぉ 翁よ」と 唖然とする 真白翁へ 一気に近寄り 翁の首をはねようと雷刃斬を放てば すらっとかわして 「おっと 危ない 危うく首を跳ねられるとこだったわ 数百年生きながらえてきたこのわしが そんなことでやられるかいのぉ」と言うや 今度は 再び 周囲の死骸より 「吸気錬成」と大声で唱えるや 一気に 物凄い量の闘気を両手の平へと吸い込んでいきます 「おいおい それをどうするつもりだ 化け物め」 死者の闘気を吸い込んでは 体が巨大化していく 真白翁 その巨大な闘気を鎧のように纏っては 赤地 大鉄以上の巨人へと変貌 近くで 槍を突きつけて来た翼族の兵士を 一瞬にして 片手で弾くや 粉々にしてしまいました 「闘気の鎧かぁ 仕方ない いくぞ!」是空 再び 気を集約させて 雷刃斬を放ちます
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