序章 印西の里急襲

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「おいおい なんて数の忍がいやがんだ まあいい すぐに始末してやるが」と 一人愚痴た 是空 少年狩人 信次郎に向かって何か声をかけようとしたその時 時淀みにかかっている忍者の一人(空魔 蓮十郎)が 目を輝かすや 「おい 虚よ 早く 忍法疾風怒濤で、動いてやつを捕まえろ」と 何やら 敵の忍者の近くで身動きできなくなってる虚 玄馬へ 頭の中から指示をしたようで それに気がつかない 時不知 是空 少年狩人 信次郎へ「どうやら こいつらに兄じゃたちは殺されたようだな 今 仇をとらせてやるからな。」と 話しをしている そこへ いきなり 忍刀で斬りかかられました でぅわ~? 虚 玄馬 渾身の嶄撃をすらりとかわした 時不知 是空 なれど 吃驚仰天「おいおい 貴様 どうやって 時淀みから抜けやがったぁ?」 しかし こちら虚も虚で「ふざけやがって 忍法疾風怒濤を使っても これしか速さが出せないってどういうことだ? 貴様 どんな忍法を使っていやがるんだ?」 と お互いに 敵の忍法に 驚きつつも 刀を 無言で 混じり会わせています シャキーン ガシーン シャカーン 一合 二合 三合と 剣が交わる度に 鉄と鉄の弾ける音が そして 焦げたような匂いが 立ち込めてきた その時  少年狩人に背を向けてやりあっていた 空魔五忍衆 虚 玄馬 失策 まるで 目の前の 時不知 是空へしか 警戒心を向けていなくて 背後から 少年狩人 信次郎が放った 弓矢の一撃が 背中から 心臓を 突き抜けて うぎゃ~?  絶命 が その時  少年狩人や、時不知 是空しか 身動きできないはずの 空間に 物凄い 衝撃が起きて ぐぁらぐぁらぐぁらぐぁら~? 地面が いきなり 揺れた そして なんと 大空には 不可思議な 紫色の 竜巻。。。いや 鳴門で見られると言う 渦潮のような 丸い丸い 空気の流れが 渦を巻いて 拡がっています 「なんじゃこれはぁ?敵の忍法かぁ」怒鳴りつつ 少年を庇う 是空 その時  是空の放っていた忍法 時淀みが 解除されて 空魔五忍衆 そして三十名ほどの 空魔忍軍が 動き出しては 「貴様ぁ この忍法は なんじゃあ」と 空魔 蓮十郎も 是空へ 叫んだ瞬間 なんたることか 紫の渦巻きが 彼らを いきなり吸い上げて。渦の中心へと
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