サヤカ嬢、蹂躙します

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サヤカ嬢、蹂躙します

「おいっ! さっさと脱げっつってんだろっがぁー! …おぇ、お前のこれ、切り落とすぞっ…」  女子学生の三人が、床に正座させられている男子学生を囲んでいる。  女子のひとりはまるで近所に住むおばさんのようだ。  その隣には、学生ぽくないキャバ嬢のような化粧をした女子。  自分の顔をぬり絵か何かと勘違いしているのか、化粧というよりも落書きだ。  最後のひとりは誰が見ても美形だろう。あどけなさが残っている、どちらかというと美少女だ。  きっと、どこにいても彼女はちやほやされるに違いない。  まさかこの可憐とも言える女子から、このような言葉が出てくるとは、誰も想像できないだろう。  切り落とすと言った先には、男子学生の股間がある。  それを、飛び出しナイフの先で指し示している。  性的に興味がある年齢だろうが、これは誰が見てもやり過ぎだと思うだろう。  この男子は震えている。  ナイフで脅され、ほかのふたりは鉄パイプのようなものを肩に担ぎ、時には振り回す。  そして、三人ともが軽くヨダレを流しているのだ。  だが、自分たちでこの男子を襲う気はないらしい。  興味があるのはその股間にぶら下がっているものだけのようだ。     
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