功太の犯した罪

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「功太様、修行終了ということで、佐藤様より部隊に加わるよう仰せつかりました。どうか、存分に使ってやってください」 「わかった。今のところは予定はないが、オレの気まぐれですぐに出立という場合もあるからな。そのことだけわかっておいて欲しい」 「はい、当然のことでございます。どうか末永く、よろしくお願い致します」  みんなは一礼して立ち去ろうとしたが、メイとジョアンナの失くした腕を一瞬にして復活させた。 「それでお前たちは無敵だ。それでいいよな?」  メイとジョアンナがオレに駆け寄り、縋りつくようにしてオレに礼を言ってくれた。このふたりの強さはほかの者と比べレベルが違うので、訓練は片腕で十分だと思っていただけの行為だ。そして腕を復活させることで、さらに強さは増したはずだ。  今度はデヴィラはメイを狙っていたようだが、袖にされ悔しがっていた。 「お前のいない悪魔枠を埋める存在だからな。メイは渡せないな」 「…わかっているっ!!」  デヴィラはかなりのやせ我慢をして、食卓から出ていった。     
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