16話 敵

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何も言えなくて、『近親相姦で育ったRey』から読んだ。 証言1同級生「Rey、多分、川崎麻衣子です。クラス一緒でした。あの子、自分のお兄さんとラブホテルによく行ってました。何人も出入りしてたの見てます」 証言2近所の方「たまに夜中とか声してました。ご両親が居ない時には『お兄ちゃん、イク!』とか、『気持ちいい!』とか。…まあ、よそさまの家だからお付き合いしなければ害はありませんでしたけど、夜中は毎日のように聞こえました。そうですね、多分、中学生くらいからだったと思いますよ」 そんなんが書き綴られてた。 『体育館の倉庫で強姦』 証言1同級生「強姦じゃないんじゃないかな?確かに最初は『お兄さんとのセックスバラす』とか言ったけど、何人かにやられてたら、イキまくってたし、腰振ってましたよ。何度もやりましたね。あれ、強姦って言わないと思うけど」 証言2同級生「みんなに触られてイキまくってましたよ。あれは強姦にならないんじゃないかな。だって彼女、自分からお尻出してましたよ」 『売春していた事実』 証言1「彼女、人気でしたね。よがり方が可愛いし、すぐにイクからリピートする人居ましたね。美人だったし、スタイル良かったから短い間だけどかなり稼いだと思いますよ」 証言2「さおりって名前使ってましたね。時間が決まってたから、入れない人もいましたね。俺がそうですね。2回目呼ぼうとしてもいっぱいで入れませんでした。かなりいい体だったんでまた呼びたかったですね」 「……シキさん、これが、本当に昔の私だよ……」 「だから?…今は俺のReyだし、マジで守るって決めたんだから、うじうじすんな!!…それよか、コレどうすっかだよな…」 「……本当に気にしないの?…本当に軽蔑しないの?」 「んじゃ、『母さん』にくわえられて、最初はわかんねーから気持ちいいからいいやーってしてた俺を軽蔑してろ」 「シキさん……」 「俺も最初は意味わかんないままやられて、出されて、気持ちいいからやりたいって、母さんに腰振ってたぞ。猿みたいにな」
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