16話 敵

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シキさん、ニヤリとして、何かSDみたいなの出した。 「あのバカ女…最大な忘れ物あったわ!」 「何ソレ?」 「カズトがふざけて撮ったから頭きて取り返したヤツ。見てみ」 シキさん、テレビに繋いで再生した。 カズトの部屋? うわ!ベッドの上に結花!! やっぱり拘束で『アレ』やられてる。 しばらくしたら音付きになった。 「これ、最高…んああ!…またイっちゃうう!!…気持ちいい!…ねえ、強にしてよ。強!!」 ビクンビクンでガクガクしながらイってる姿。 「本物入れて!…シキ、シキの入れて!」 シキさん裸。 シキさん、結花から抜いて、入れてた。 少し腰振ってから 「結花、やり過ぎじゃね?ゆるいし」 「んああ!擦ってよ!いっぱい!いっぱいしてよー!!」 「はいはい…って、何撮ってんだよ!やめろよ!」 って、カメラ揺れて終わった。 「さて、仕返ししてやろ!…とりあえずコピっとこ」 「し、シキさん、それ流さないよね?!」 「流すわけないだろ!!俺の丸だし!!…Reyの要らん過去と、結花の要らん過去を交換するだけだよ」 「…交換してくれるかなあ?」 「『可愛い』が売りだから、死んでも取り返したいと思うでしょ」 コピーして、ディスクに焼いて、今度は私とシキさんが結花のマンションに向かった。 「あー、女狐相手だから、準備は万全で行こ?」 2人でそれぞれ携帯の録音ボタン押す事にした。 可哀想なんて思わない。 私、これでいいと思ってる。 『潰れてね?』 許せない。…私が積み上げたモノ、結花のワガママなんかで絶対に潰さない。 シキさん、部屋番押して、チャイム鳴らした。 「あー、お返事しに来ました。開けて」 すぐに開いて、結花の部屋に向かった。 チャイム鳴らして、すぐに結花が笑顔でお出迎えしてくれた。
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