最終章

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 「────んっ、んっ・・」  ジュルジュルと水音を立てながら、口の中で膨らんでいく悠叶の肉棒。  ついに硬く反り立った悠叶の肉棒に、迅鵺は甘い吐息を溢した。  目もとろんと蕩けるように熟れていて、頬もほんのり赤く染まっている。  色っぽい瞳で悠叶の顔をそのままの体制で見上げるが、アイマスクをしていて表情は良く分からない。身動きしないという事は、まだ眠っているのだろう。  けれど、薄く開かれた唇からは、時々熱く隠った吐息を漏らしていた。  「悠叶さん───・・」  迅鵺は、悠叶の名前を切なく溢した。  そして、自分も服を脱ぎ捨てると、熱く脈打つ自分の肉棒にそっと触れる。 「────はあっ・・やべぇ・・あんたが欲しいよ・・・」  迅鵺の肉棒は、既に我慢の限界というように先端からトロトロに蜜を垂れ流していて、ピクピクと震えている。  迅鵺は、まだ何もしていないというのに、腹の奥底からキュンキュンとした、痛みとも似てる切ない疼きに顔を歪ませた。  そのトロトロの肉棒を悠叶の硬くなった肉棒に擦り寄せる。  ヌルリと簡単に滑った迅鵺の肉棒は、悠叶に触れた瞬間、ドクンと脈打つ感覚に思わず声を漏らした。  「────あぁっ・・」
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