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「さっ、もぅこんな時間だ 我が沙希お姫様を御自宅にお送りせねば…」
そぅ言って沙希の顔を覗き込むと
「まだ もぅチョッと一緒に居たいなぁ~」
沙希は頬を膨らませ上目使いの真っ赤な顔でつぶやく… 堪らなく愛しい…
「だって久し振りのお出掛けなのに…」
「だぁめ!家の人心配するだろ」
真顔で言うと沙希は不満顔ながらもうなずいてくれた
「聞き分けの良いお姫様でよろしい」
俺は笑顔で沙希の頭をクシャクシャとなで 肩を抱き身体を引き寄せた
慌てた沙希の身体に力がはいる
彼女の反応に俺も緊張する
何だか焦ってしまう
まったく俺らしくない…
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