1章 出逢いは突然に

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・ 蛍光灯が煌々と照りつける真下、床に引き摺り下ろされて何故か押し倒されてるあたし。 そこに覆い被さる夏希ちゃん。 かわいい弟みたいなんて思った罰か? 何気に息を切らして顔を上気させる夏希ちゃんは色っぽいって言っちゃ色っぽいんだけど… 「ほら、やっぱり俺の言うこと聞いてくれてないしっ…」 羽織ったシャツを肌蹴るとノーブラを見つけて夏希ちゃんは怒ったように言った。 「隠れさえすればいいかと…」 「こうなったのは晶さんにも責任あるからね」 え?そうなるの? 「あんな薄着でソファで寝てるしっ…」 寝巻着のこと? 夏だからそれは見逃して 「毎回目にするこっちの身にもなってよっ」 「……──だね…」 あはは… もうごめんとしか言いようがない── 潤んだ瞳で見つめる夏希ちゃんの顔が赤い。 いい男はテレてもいい男なわけで思わず押し倒されたこっちが生唾飲んじゃいそうな… 「晶さん…」 「はい…」 「最初っからすげー好きだった…」 「……んっ…」 降りてきた唇と供に夏希ちゃんの手がノーブラの胸をまさぐった…。
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