1章 出逢いは突然に

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・ 「ああっ──!」 ググっと下半身に圧力を感じた瞬間、痛いかもっ… そう思ってぎゅっと目を閉じたあたしをとてつもない疼きが包み込んだ。 「ああっ…っ…」 やばいっ なんだこれ!? キモチイイっ── 元彼の力任せのセックスしか知らない躰が夏希ちゃんの柔らかく波打つ動きにしっかり反応している。 ゆっくりと腰を前後させた夏希ちゃんは強いため息を吐いてあたしをぎゅっと抱き締めた。 「はあっやばっ…晶さんのっ…すごい気持ちいい…っ…」 膣に収まったままじっと構える。 いい男の苦しそうな顔がまた堪らない。 夏希ちゃんてなんでこんな色っぽいんだろ…… あたしの躰の上で切ない表情を見せる夏希ちゃんに子宮がギュッと締まった気がした。 「……っ…あ…晶さんっ今締めたら射(で)るっ…」 夏希ちゃんの唇から切羽詰まった吐息が漏れる。 そんな表情に釘付けになってまた子宮がキュンキュン鳴った。 「ああっ…晶さんっまじで射るからっ…」 必死で我慢する顔が堪らない。 どうしよう… 夏希ちゃんとのセックスって萌えるっ!!… 耐えながらぶるりと腰を震わせる。 強引に押し倒してきたくせにこのヘタレっぷり。色っぽくてかわいい仕草にこっちが興奮してくる。
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