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「リーグ内に居ると視線を感じるって。」
「あいつ神経質になってただけじゃねーの。」
「俺も最初はそう思ってたんだけどさあいつ鈍いし。でもエーフィが俺の所に来たから間違いない」
「エーフィも誰だか分らなかったの?」
「そうみたいだ。そうじゃなきゃ俺のところに来ない。と、この話は此処まで。本題に入るわ」
と、アキトはホワイトボードの前まで移動し、ボードに文字を書き始めた
ボードにはこう書かれていた
「コルサにどうやる気を出させるか。」
3人は「それか。」と言わんばかりに大きく頷いた。
「確かにこの話題は公共の場では出来ないよね。」
「腐っても元チャンピオンだからな。ていうかあいつ今何してるの?」
「SNS中傷と燃え尽き症候群で絶賛引き籠り中。」
「たかがバッシングでらしくもない…って言いたい所だけどさすがに同情するわ」
携帯を触りながらユマが言う。
「マスコミは叩き過ぎなんだよ。シンオウのチャンピオンなんて結構コロコロ変わってたんだろ。2年なんて結構持った方じゃねーか。奴を褒めるのは性にあわねーけど」
「シロナさんが最長でその前の人は平均で半年から1年って所。普通に持ってる方なんだけどな。」コルサの場合前任が偉大過ぎて期待され過ぎたんだよ。まあ今は大分マシになったけど。問題は…燃え尽き症候群の方だ。今は中傷よりこっちの方がでかい。」
「これはねぇ…2回世界を救ってお父さんの仇も取り、チャンピオンにもなって…燃え尽きても無理ないわ。けどさぁ…私思うのよね。あれだけのトレーナーが引き籠りで終わるのはどうかと思う。」
「僕もユマと同意見だな。」
「でもどうやってアイツ説得すんだよ?オレ達も何回も言ってるけど聞く耳持たずだろ。」
全員がお手上げと言わんばかりに室内に沈黙が流れた時、アキトがいきなり椅子から立ち上がり机から何かを取り出した。
「仕方ない、此れを使う!」
バン!と何かを叩きつけた。よく見ると小さめのアタッシュケースだった。
「何それ?」
「最終手段。」
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あとがき
お久しぶりです。性懲りもなく予告通り戻ってまいりました。
そしてはじまりましたダメ主人公シリーズ第3弾ガラル編。
正直な所最初の方しかまとまって無かったりします。行き当たりばったりになりそうですがどうぞよろしくお願いします。
何話かはキャラが出ないと思います、はい。
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