第四話

42/43
前へ
/179ページ
次へ
「次、ここにはめる指輪は2人で選びにいこうな」 私は返事の代わりに、海透に抱きつき背中に腕を回した。 少しでも、彼に私の想いが伝わるように、彼を抱きしめた。 「アイ、顔みせて?」 いま、絶対に顔が真っ赤だ。 海透が両手で私の顔を挟む。 「アイ。ずっとずっと愛してる」 2人の唇が重なる。 愛美は静かに目を閉じた。
/179ページ

最初のコメントを投稿しよう!

291人が本棚に入れています
本棚に追加