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「汗がびっしょり。ねえ、一緒にシャワー浴びに行かない?」
起きた瞬間から誘ってくる見覚えのない女を無視して、散乱している服を身に着ける。
壁にかかっている時計をみると、明け方の5時すぎだった。
「え、なに。もう帰るの?」
まさか帰るとは思っていなかったらしい、金髪の女。
「帰るなら連絡先教えてよ」
名前も知らない女に、連絡先なんか教えるか。
財布からお札を何枚か取り出すと、テーブルに置き部屋の扉へ向かう。
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