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「おい海透」
やる気もないファミレスのバイト先で声をかけられた。
「秀、、にい」
会うのはおよそ2年ぶりになるだろうか。
高校の卒業式以来だ。
「お前やる気なさすぎだろ」
「・・・何か用?」
「バイト何時までだ?」
「今日は5時までだけど」
「じゃああと2時間か。バイト終わったらちょっと付き合え」
いいな?というその目に、俺は昔から逆らう事は出来ない。
秀にいは隣に住む3歳上の兄、みたいな存在だ。
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