番外編 海透サイド

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お昼の時間のピークは過ぎたが、店内にはまだ多くのお客さんがいた。 「そろそろ上がる時間か。店の前で待ってる」 レジ対応した際に、ぼそっと囁かれた。 どうやって逃げようかと思ったけど、どうせ家は隣だし連絡先もお互い知ってる。 急ぐこともせず、バイトのユニホームから着替えて店の前にいく。 一体、何の用事なんだ。 ずっと隣の家に居ながら、会っていなかったのに何の話をするっていうんだ。 昔から秀にいの考えていることはわからない。
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