290人が本棚に入れています
本棚に追加
/179ページ
生まれたときから俺とアイは一緒にいた。
小さい頃公園で遊ぶ時も、幼稚園、小学校へ通う時も。
家族旅行も佐藤と沢木で行った。
当たり前だった、アイと一緒にいることが。
喧嘩して険悪な時には、同級生に夫婦喧嘩とかいろいろ冷やかされたりしたけれど、離れて初めて自覚した。
自分のアイに対しての想いを。
「秀にい、おれ変われるかな」
「あぁ、なんせお前はおれの弟だからな」
ありがとう秀にい。
この人の弟で良かった。
最初のコメントを投稿しよう!