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西国 ラヴァストリア
調査隊のリーダーである初老のウサギの男性、タイラー・ラビットは惨状を見て唖然としていた。
廃墟と化した町に無数の死体があったからだ。
「なんと言うことじゃ・・・まさか、そんな・・・」
タイラーは、ゆっくりと歩き出した。
「博士!ちょっときてください!!!」
フクロウの女性、クレア・オウルに呼ばれ、タイラーは歩み寄る。
そこには、傷だらけの狼の少女の姿があった。
体はボロボロで、服も所々破れており、腕や足がなくなっていた。
だが、心臓は動いていた。
それが分かると、大急ぎで無線を入れた。
「こちら、タイラー!!ラヴァストリア城下町で一人生存者を発見した!!!直ちに救護班を呼んでくれ!!!」
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