狼少女を狙う刺客

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十三年後 ガーティーはいつものように丘の上で日向ぼっこをしていた。 今日はいい天気だなと心の中で思いながら、空想に浸っているのである。 「さて、最近は依頼が無いから暇だし、タイラー博士のところへ行こうかな―」 そこまで言いかけたとき、空から何かが落ちてきた。 と同時に狂気の笑い声も聞こえた。 その物体はガーティーに向かって落ちてきていた。 よく見るとそれはキツツキの青年であった。 手には鋭利な刃物があった。 危険を察知したガーティーは、すぐに避けた。 キツツキの青年は華麗に着地すると、ガーティーを睨み付けた。 「ほうほうほう、さすがは元革命軍のリーダー狼ちゃんだ。よくこの俺の奇襲が避けられたなあ。それだけは褒めてやる。だが、次はこうは行かないぞ?」 キツツキの青年はすばやい動きでガーティーに近付いた。 ガーティーは思わず後ずさる。 「ああ、自己紹介がまだだったな・・・俺はスピーディー・ウッドペッカー。速さが自慢のキツツキさ。ま、覚えなくてもいいけどな!!!!」
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