■RINK_001_クライマックス□

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うつむくジンギの視線に、アオイの影が動くのが見える。 影が動くと同時に、 アオイの黒のロングヘアーからアオイの香りがジンギの鼻をよぎる。 シャンプーでもリンスでもない、アオイの香り・・・。 その匂いに本能が反応し、思わずアオイに視線 を送るジンギ。 そこにはジンギに背を向けるアオイの後ろ姿・・・。 「ほんと・・ジンギ君って・・・キモい」 「ほんとキモい・・・」 後ろを振り向くアオイはジンギに視線を送る。 再びジンギの鼻に アオイの香りが届く・・・。 そして、アオイはニコっと優しく微笑みかけ・・・ 「だけど・・・」 「プレイヤーのジンギ君は魅力的かも?」 ジンギはアオイの微笑みを見つめた瞬間・・・瞳孔が開いてしまう。 そして口角が上がったアオイの頬にうっすらと浮かぶ・・・エクボ。 エクボがジンギの心の理性を崩壊し、心の中で叫ぶ・・・。 「やっぱ かわいい!!」 ・・・。 だが、1ミリも余韻を残す事なく アオイはすぐにいつもの真顔に戻る。 「でも誤解しないで・・・」 「魅力的なのはプレイヤーのジンギ君だから!」
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