1人が本棚に入れています
本棚に追加
無線に1秒程度の間が空く、ビッドからの返答はない。
「ビットさん!仲間を信じてください!」
-バババババ-
再び銃声が無線に響く。ジンギは呼びかける。
「ビッドさん!?」
-ザザッ-
「わかった!H(ヘッドショット)は狙わなねぇ!」
「腕!足!奴らの稼働を止めて 殺(とどめ)めはGCの奴らに任せる!」
「・・・」
「ぼっちゃんとお嬢ちゃんを信じてやる!」
ほっとする表情を浮かべるジンギとアオイ・・・。
ジンギ達の作戦にはビッドが必要不可欠!。
-ザザッ-
「だが時間はねぇぞ!」
「俺たち全員のリミットは後2日だ・・・」
ジンギはビッドの言葉を聞いて、アオイに視線を送る。
「はい・・・わかってます!
「僕達は全員」
「45時間後に死にます!」
ジンギはゆっくりと・・・視線を
アメリカ同時多発テロ9.11の跡地・・・
グランドゼロにそびえ立つ フリーダムタワーに目を向ける。
アオイもジンギに視線を移し、そしてジンギの背景に映る摩天楼・・・
フリーダムタワーを見上げる。
「ジンギ君 もう後には引けないわ」
最初のコメントを投稿しよう!