6人が本棚に入れています
本棚に追加
/96ページ
ウインドウ内のカードの左上に記載されたコストの大きさに思わず身構える隆侍。
「コスト7……」
『無論、それだけ派手な能力を有しています。《アウレリア》はターン中初めて召喚するアーマード・ワイバーンをノーコストに変えることができるのです』
「っ!」
流石と言うべき重いコストに見合った強力な効果だ。
当然まだアーマード・ワイバーンは出ていない為、このターン中も使うことができる。
星鳥アウレリア
無色/7マナ/コズミック・ストーク/7000
スターウォーカー:このクリーチャーをバトルゾーンに出す時、かわりに超次元ゾーンに置く。そこにある間、このクリーチャーはSW能力を得、次の自分のターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する。
SW-ターン中、1体目に召喚する自分のアーマード・ワイバーンはコストを支払わなくてよい。
『手札から再び《アストロノーツ・ワイバーン》を召喚。そして、《アストロノーツ・シリウス・ワイバーン》もグラビティ・ゼロによりノーコストで出します』
そして再び同じ動きで別の「アストロノーツ」の名を持つクリーチャーが現れた。
「《リゲル・ワイバーン》と同系統のカードか」
『はい。《アストロノーツ・ワイバーン》をバウンスすることで能力を発揮します。このカードの能力はデッキからのサーチです。そして加えた呪文、《コズミック・ブレイン》をそのまま唱え、《リリアナ》を超次元ゾーンから破壊して三枚ドローです』
アストロノーツ・シリウス・ワイバーン
火文明/7マナ/アーマード・ワイバーン天/5000
G・ゼロー自分のバトルゾーンに《アストロノーツ・ワイバーン》が1体のみであれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャーを1体、手札に戻してもよい。それが《アストロノーツ・ワイバーン》であれば、自分の山札を見る。その後、カードを1枚選び手札に加えてもよい。
自分のターンの終わりに、バトルゾーンに他に自分のクリーチャーがなければ、自分の墓地からカードを1枚選び、手札に戻してもよい。
隆侍の《ブライトホーク》のサーチと同様に相手に公開しないサーチだったが、すぐに使用して更なる手札補充を行ってきた。
(一見するとこれだけ動いた割に三枚ドローしただけだが……。超次元ゾーンには《アウレリア》が残るのか)
状況を一気に巻き返すようなプレイングでは無かったが、《アウレリア》の効果は次の星河のターンでも使うことができる。
次のターンに一気に逆転する為の布石なのだと、隆侍は察知した。
『ターン終了時、《シリウス・ワイバーン》のさらなる能力により、墓地の《リリアナ》を手札に戻します。これでターンエンドです』
最後の処理が終わり、ターンは隆侍に移った。
(あのデッキの底知れなさは、ヒミコ以上だな……。このターンで決めにいく!)
手札を眺めながら隆侍は、最大限のアタッカーを揃える為のカードプレイを脳内で構築していく。
「《Q.E.D.》により《龍覇ルナ・アーマリー》をノーコスト召喚だ。能力により、超次元ゾーンより《月面龍基地アブルフェーダ》を呼び出させてもらう」
新しく加えられたマナ武装ではないドラグナーを出す。
《ドラコベース》と比べ、1コスト少なくマナに依存しないので使いやすいが、スペック自体は既存の《龍覇メタルアベンジャー》などの6コストドラグナーと大差はない。
だが《アブルフェーダ》を呼び出せたお陰で、アンタップこそしないが二枚のマナが増えて、マナ武装7の達成は間近となった。
龍覇ルナ・アーマリー
水文明/6マナ/サイバー・ムーン/ドラグナー/4000
ブロッカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト4以下の水のドラグハートまたはコスト2以下のドラグハートを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それがウエポンなら、このクリーチャーに装備する)
サイバー・ムーン以外の文明が水のみのカードの能力でカードを引いても、クレセントムーン・O能力を使える。
最初のコメントを投稿しよう!