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『では俺のターンです。まずは《星鳥アモール》を召喚し、超次元ゾーンへ。そして《アウレリア》の効果により、《次元龍覇エルクリーナ》をコスト無しで召喚です』
カードを引いた星河は一気に二枚のカードを消費する。
オマケに前のターンから残存していた《アウレリア》の踏み倒し効果を使ったので、使ったマナは3だけだ。
オマケに出てきたのはオリジナルのドラグナー。
市販カードでは存在しない、無色の「龍覇」だった。
「来たか……ドラグナー」
《次元龍覇ルナ・ドラコベース》や《双龍覇アイドル エイジング》といったこちらのオリジナルドラグナーを考慮すると、あれも相当強力な能力を持っていると隆侍は身を構えた。
次元龍覇エルクリーナ
無色/7マナ/アーマード・ワイバーン天/ドラグナー/7000
W・ブレイカー
マナ武装5:このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンにゼロ文明のカードが5枚以上あれば、次のうちいずれかひとつを選ぶ。
●コスト6以下のウエポンではないカードを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
●このクリーチャーにウエポンが1枚も装備されていなければ、コスト6以下のウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それをこのクリーチャーに装備して出す)
エターナル・Ω(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに手札に戻す)
『超次元ゾーンより《銀河熾剣ポラリスクロニクル》を装備します。これでスピードアタッカーを獲得し、攻撃中は破壊されません』
「けど、こっちの場には《サクソニア》がいるぜ」
サイバー・ムーンが七体いることで、対戦相手は7コスト以下のクリーチャーで攻撃とブロックができない状態なのだ。
とはいえ指摘をした慧も、相手が無策だとは思っていないが。
『もちろん、退いてもらいますよ。呪文《コズミック・ランス》です。手札の《シリウス》とそちらの《サクソニア・ムーン》をデッキボトムへと送ります』
『これでこっちの攻撃制限はなくなったわね!』
《シールベース》によって呪文の詠唱コストも増えていたが、星河はオリジナルの呪文を使って難なく《サクソニア》を退かせた。
これで《エルクリーナ》は攻撃可能となってしまった。
コズミック・ランス
無色/4マナ/呪文
自分の手札・バトルゾーン・超次元ゾーンにあるマナの数字が1以上のコズミック・ストークまたはアーマード・ワイバーン1体とバトルゾーンの相手のカード1枚を選び、それぞれを持ち主の山札の下に置く。その後、自分はカードを1枚引く。
『《エルクリーナ》で《アガタルキデス・リプル》を攻撃します』
星河のバトルゾーンの《エルクリーナ》と《ポラリスクロニクル》がタップされ、矢印が《アガタルキデス》へと向かう。
恐らくは攻撃を行うことで龍解することができるウエポンなのだろう。
隆侍は即座に《ブライトホーク・リプル》をタップしながら宣言しようとする。
「なら、《ブライトホーク・リプル》で──」
『《星鳥アモール》が超次元ゾーンにある間、こちらのクリーチャーは自身のコスト以下のクリーチャーにはアタック・ブロックされなくなります』
「……やはり想定済みか」
星鳥アモール
無色/3マナ/コズミック・ストーク/1000
スター・ウォーカー:このクリーチャーをバトルゾーンに出す時、かわりに超次元ゾーンに置く。そこにある間、このクリーチャーはSW能力を得、次の自分のターンの終わりにこのクリーチャーを破壊する。
SW─自分のアーマード・ワイバーンまたはコズミック・コマンド・ドラゴンは、そのクリーチャーよりコストが小さいクリーチャーに攻撃またはブロックされない。
このカードが超次元ゾーンから墓地に置かれた時、相手のコスト4以下のカードを1枚破壊する。
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