最終話 / メロディ

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探してた 夜闇の途中 立ち止まってたその足で また歩き出せる希望の歌を この声で君に唄う僕がここにいるから ほらね、君はもう独りじゃない どんなふうに芽吹いたって どんなふうに咲いたって 苦い蜜だと拒まれる自分を嫌う 僕はそんな君を選ぶよ その美しさを知ったから 僕が君の蝶になろう 出逢えたよ 季節の途中 遠回りした道の先 孤高に咲いた未知の花 このメロディ君に捧ぐ僕がここにいるから ほらね、君はもう独りじゃない どんな環境(ばしょ)に置かれたって どんな原因(こと)で枯れたって 誰にも見えない所で根は生きている 次の種育てるため 降り続けるよ優しい雨 僕が君の雫になろう どんな風が煽ったって どんな雲が覆ったって (はば)まれ続けた分だけいつか陽は差す その光眩しくてまだ怖くても 大丈夫さ 僕が君の希望になろう 見つけたよ 旅路の途中 夕影(ゆうかげ)照らす遅咲きの 儚げな花の凛々しさを この歌で君よ咲いて 僕がここにいるから ほらね、君はもう独りじゃない
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