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と、言いたいところだが、やはり(金額が高い)と気持ちも揺らぐ。
現場でのやり取りは目立つし、こちらとしても気がひける。
もっぱら、近くのコンビニが打ち合わせ場所となり、依頼を請ける。
某会社から渡された資料の場合。
①各時間の車の数(軽自動車・普通車・軽トラック・外車・タクシー・バイク・自転車)
②お客の年齢層(男性・女性・外国人/学生・主婦・サラリーマン・年配・その他)
③車のナンバー(市内・他市・県外)
ぶっちゃけた話、警備員をしながら真面目に数えるなど(不可能)なことだ。
そのことは相手も了解済み。
(ある程度)でかまわないというので、それはそれでいいのだろう。
客層のリサーチの結果、近隣に同じようなスーパーやディスカウントを建てる。
この担当者は、俺に新規オープンの時は連絡して欲しいと頼んでくる。
なかなかのやり手なのか、単なる手抜きなのかはさておいて、警備員の仕事をしていれば、こんな臨時収入もある。
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