0人が本棚に入れています
本棚に追加
8月109531日
僕の終わらない夏休みが始まって、今日でちょうど300年目となった。
そして、これが最後の日記となるだろう。
今日まで一日たりとも欠かさずに日記を続けてこられたのは、
ひとえに、この夏休みがいつか終わった後も、「人」として生き続けたいという意志だった。
その為には、自我を崩壊させるわけにはいかない。
日々の記録を残して、今日一日を自分は確かに生きたという実感が必要だった。
おかげで、僕は今日まで「人」である事を保っていられた。
9月1日から再開する僕の「人生」に、希望を抱き続けられたのだ。
年度ごとの節目には、必ずあの8月31日からの事を振り返る。
今日もその例に漏れず、以下にその事を記す。
これも、僕が初心を忘れる事なく、明日へと繋げる為だ。
最初のコメントを投稿しよう!