8月109531日

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ゲームクリア　おめでとう
このゲームは　243ほんめの　クリアです

きみは　じぶんのゲームを　すべて　クリアしました
ごほうびを　2つ　プレゼントします
ひきつづき　たのしんで　くださいね
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僕はこの画面をしばし呆然と眺めていた。
「ごほうび」が2つに増えている。いや、確かに元々1つとは言っていなかったが。
それよりも「ひきつづき」とは一体どういうことだ。
全てクリアすれば、この状況が元に戻るんじゃなかったのか。
僕はコントローラーを思い切り画面に投げつけ、数時間塞ぎ込んでいた。

しばらくして落ち着くと、
まずは2つあるという「ごほうび」が何なのかを突き止める事にした。
窓の外を眺めてみたが、相変わらず空は夕暮れのままで、
ジョギング男は、8年前と同じ姿のまま、やはり微動だにしていない。
窓の鍵に手をかけても、びくともしなかった。

やはり永遠にゲームをやり続けるしかないのか。
そう絶望しかけながら、おもむろに部屋のドアノブに手をかけた。