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おい、葵。なんか案があるなら、もっと最初に言っとけ。
「魔獣を倒す人が足りなければ、その人を作ってしまえばいいのです。例えば、無人の魔獣用駆逐機とか、殲滅機です。まあ、有人のロボットで動かすのもいいのでしょうけど、あまりそれはおすすめできません。無人機をおとりにしたりするには最適だと思われます。」
「葵、あなたにはそれを作ることができますか。」
「そうですね、カケルのとこの天才を貸してもらえれば、不可能ではないかと。」
天才とは、おそらくレンのことだろう。まだ、高校生なのにロボット工学や普通の動物から魔獣などの生物においては世界で一、二を争うほどの天才だ。ちなみに、僕とレンの関係は幼馴染であり、その上...
「葵、僕のレンを連れて行くのは構わないが、僕らのパーティーを全員付き添わせてくれ。」
「そういうと思った。やっぱ、カケルは駆だね、こんなところでも。そういうことでいいですか、王女殿下。」
「ええ、全然かまいませんよ。葵さんの好きなようにしてください。もちろん、加減をしながらですよ。」
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