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「いらっしゃい内海君 さあ中へどうぞ」 初めて入る生徒会専用ルームは流石の広さだった 僕が使っている二人部屋の一般ルームも決して狭くはないけれど… 「お邪魔します あのこれお菓子持って来たんだ 一緒に食べようと思って」 「ありがとう 今紅茶を入れるね」 土曜日の昼下がり 美味しい紅茶を飲みながら貴史君といろんな話しをして 気がつくと夕方になっていた 「もうこんな時間か 内海君今日は泊まっていきなよ 夕飯の後にゲームをしよう」 「え……でもいいのかな 迷惑じゃない?」 「全然 実はもう二人分の夕飯を用意してあるんだ 」 簡単なものだよと照れたように言う貴史君が可愛く見えて 僕はうんとうなずいていた
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