本編1

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「結局のところ僕はこの町のために、ゴミを集めたり、横断歩道で旗振ったり、犬の散歩したりしてんだけどさ」  小さなプレハブ小屋で十字ヶ丘誠也(以後、セーヤ)は〝彼女〟に向かって語った。 「でもさ、やっぱり『勇者』である僕はもっと、こう、派手なことをしたいんだよね。例えば……」
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