第十話 追想

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「へぇ。そんな良いすよ。手ぬぐいはたくさんありますから。あ、ちょうどお茶にしようと思ってたんすけど、りょーこさんもどうすか?」 「え?あ、良いんですか。休憩中にお邪魔してしまってすみません……。」 「いや、常に休憩中みたいなもんすから。今お茶入れるんで、二階へどうぞ。」 「お邪魔します……。」 草士さんはまたにっと笑って階段をひょいひょいと駆け上がっていく。 その後を私はゆっくりついて階段を上って行った。
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