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寝ていた国王が目をこすりながらやって来た。
「すみません、国王」
アレンシアは、すぐに謝った。
「国王様!お久しぶりです。マーガレットですわ!」
マーガレットは先程とは違い、笑顔で国王に挨拶をした
「マーガレット?国王は知らないんだけど」
国王は持っていたクマのぬいぐるみを抱きしめながら言った。
「前回会ったのは二年前ですから無理はないですわ」
マーガレットは笑顔でそう言った。
「それでマーガレット様何の御用ですか?」
アレンシアは怒りを抑えながら言った
「国王様、来年度の軍事予算を増やして下さい。軍事予算が0の国はここだけです」
マーガレットは優しくそう言った。
「マーガレット様!何度言えば分かるのですか。我が国は戦争には参戦致しません」
アレンシアは、マーガレットの背中を掴んだ。
「離しなさい。アレン」
マーガレットは静かにそう言った
「離してほしければ国に帰って下さい」
アレンシアは、マーガレットを睨みながらそう言った
その二人を見ていた国王は、恐くなりクマのぬいぐるみに顔を埋めていた。
「ま、国王様。考えが変わったら教えて下さい。」
マーガレットは、国王にお辞儀をしてから城を出ていった
城の中は静かになっていた
その時ドアが開いた
またマーガレットかと思っていたら
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