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翌日の朝
「アレンシア様、今回の戦争はどうなされるのですか?」
アレンシアの部下であるドリーが聞く
「やっぱり参戦を表明するべきなのかなぁ」
アレンシアは悩みながら言った。
なぜ悩んでいるのか、、、
それは、参戦を表明しなかった場合隣国からの貿易が中止される可能性が高いこと。
そして、我が国にまで連合国が攻めてくるかもしれない。
この二つが原因だった。
「参戦するのであれば国王はアレンシア様が引き受けるのですね?」
ドリーは一言そう言った。
我が国マイルは国王が不在だった。
なぜなら三年前、マーガレット国王に逆らった罪として
マイル国の国王は処刑された。
あの年から国王は不在となった
しかし、その国王の長女であるアレンシアが国王を引き継ぐのは当然だと誰もが思っていた。
「私は国王は嫌だなぁ」
アレンシアは髪の毛で遊びながら言った
「では戦争はどうするのですか?」
ドリーはため息をつきながら言った。
「ま、難しい話は止めてテレビでも見よう!」
アレンシアはテレビをつけてバラエティー番組に集中しだした。
「はぁ、、、」
ドリーは呆れてものが言えなかった。
こんなのが次期国王で良いのか、、、
そう思いながら部屋を出ると
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