お使いなんだけど

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お使いなんだけど

「国王今日は機嫌が良いですね。何かありましたか?」 アレンシアは国王が機嫌が良い姿を見て少々不安だった。 「おつかい頼まれたから機嫌が良いんだけど」 そう言うと国王は右手に持っていたカバンをアレンシアに見せつけた 「おつかい!?誰に頼まれたのですか!?」 アレンシアはかなり動揺していた。 「ドリー!」 国王は左手でピースサインをしながら答えた 「おつかいなら私が行きますから国王は城でゆっくりなさって下さい」 アレンシアはそう言うと国王の手からカバンをとろうとした 「嫌なんだけど」 国王はとられそうになったカバンを身体中の力を使ってとられないようにしていた 「はぁ、、、」 アレンシアはため息をついた ここまで国王がおつかいに行きたいだなんて知らなかった 「国王、何を買ってくるのですか?」 自分がおつかいに行くのを諦めて国王に聞いた 「ダイヤモンド二個!」 国王は又もピースサインをした 「は!?」 アレンシアは思わず言ってしまった なぜなら普通おつかいに頼むなら大根や玉ねぎだろう ダイヤモンド二個なんてそんなイジメのようなおつかいを頼むなんて。 しかも国王に、、、 アレンシアは頭の中が混乱していた     
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