釣りなんだけど

1/3

41人が本棚に入れています
本棚に追加
/95ページ

釣りなんだけど

午前6時に国王は釣竿を持って城を出ていこうとしていた。 「国王こんな朝早くからどうなさいました?」 アレンシアは不安に思いながら聞いた 「釣りに行くんだけど」 国王は笑顔で答えた。 「それは素晴らしい事ですね」 アレンシアは少し安心した。 「ところで何を釣りたいんですか?」 アレンシアは国王に聞いた 「マグロ!」 国王は笑顔でピースマークをしながら答えた。 「はぁ、、、」 アレンシアは頭が痛くなった。 六歳の子供一人でマグロなんか釣れるわけない。 しかも釣竿は、(磁石で引っ付く魚さん)というおもちゃだ。 「じゃあ行ってくるねアレン!」 国王はスキップしながら城を出ていった。 「いってらっしゃいませ」 アレンシアは頭痛を我慢しながら言った。 アレンシアは国王の後ろにバレないように着いていった。 それを知らない国王は、一人で楽しんでいた 「おはようなんだけど!」 国王は村に置いてあるロボットに話しかけた 「オハヨウゴザイマス」 ロボットは丁寧に返答してくれた 「おぉ!」 国王はロボットに驚いた まさか返答するなんて考えてもなかったみたいだ。 「釣りに行くんだけど!」 国王は偉そうに釣竿を見せた 「スミマセン、キキトレマセンデジタ」     
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!

41人が本棚に入れています
本棚に追加