鉄甲騎とは

1/3
29人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ

鉄甲騎とは

鉄甲騎―― それは、失われた〈前文明〉の発掘人型機械を原型とした、平均身長11m前後の巨大人型機械の総称である。 西方諸国並びにトランバキナでは〈オートティタン(自動巨神)〉と呼称されている。 登場当時は一国に1騎の決戦兵器であったが、西方暦808年現在ではゴンドア大陸全域に普及し、戦場の主役となっている。 それでも、歩兵、騎兵を完全に淘汰しきれない理由は、一騎辺りの価格、維持費用が高価であることに加え、兵器としての機動力、展開力の低さ故に感じられる、取り回しの悪さに原因がある。事実、戦場に運ぶため、巨大な飛空船を用いなければならない。 鉄甲騎の操縦者は〈操縦士〉と呼ばれ、その技能の所持者はたいていの場合、騎士、貴族として扱われる。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!